リリース情報、ラーメン情報、ライブ情報│田中貴の「だから僕は旅に出る」

田中貴の「だから僕は旅に出る」

Writer

田中貴

#005

リリース情報、ラーメン情報、ライブ情報

2014-11-13 10:01:00

とっくに旅なんて終わってるはずなのに、全く更新していない田中でございます。
ノーザン・ブライト新井さん、GENちゃんとのツアー、オリジナルの曲を多くやりながらも、
CDは出ていないという謎の長旅をしていたわけですが、この度ようやくアルバムが完成いたしまして発売中でございます。

Hitoshi Arai Acoustic Band Set / Higher Than The Sun




Taken from the album "Acoustic Rock"
2014年10月29日発売
http://lifestylemusic.info/

このコラム、なんやかんやと音楽の事を書いておりますが、各方面より「なぜラーメンの事を書かん!」との言葉をいただいております。そういえばたまに「音楽よりラーメンの仕事の方が忙しいんじゃないの?」などと半笑いで話しかけてくる人がいますが、こんだけ色んなリリースしながら、バンド編成では日本でもトップクラスであろう本数のライブをこなしてるのが伝わっていないのかと思うと非常に悲しいです。あんまり腹が立つんで、先日のツアーはTwitterとFacebookにラーメンの写真は極力アップせず、上げたとしてもラーメンの写真は無く空の丼やスープを飲み干す僕の写真とかだけにいたしました。自分が足で稼いで見つけた本当に美味い店とかオメーらにタダで教えるかってんだ。自分で探す事も無くラーメン本に載ってる店を回るだけ、それも一日に何杯も無理して食べるような愛のない食べ方して、ラーメン評論家になりたいとか言ってる若者とか何なんだありゃ。

ふぅ、ちょっと取り乱しました。お詫びに穴場のラーメン屋のご紹介でも。

夏の終わりに小豆島の『島フェス』に出演したのは#003にて書きましたが、その小豆島のラーメンをご紹介。ワタクシ、愛媛県今治市出身ですが、地元に受け入れてくれる高校が無かったため香川県で高校三年間を過ごしたのですが、その三年間は殆どラーメンを食べておりません。まあ、うどんを食べ続けた訳でして、その後も香川にはめぼしいラーメンは無いと思っておりましたが、ここ数年でポツポツとウマい店を発見しておりまして、香川のラーメン文化の発達の経緯や愛媛との関連性も研究しております。ま、それはそれでどこかで発表するとして、とりあえず小豆島のラーメンを。

小豆島への出発前に軽くネットで調べてみたんですが、やはり情報は乏しく、ラーメン文化は特に無さそうな気配。島フェスのスタッフに聞いても、特にコレといった情報も得られず。声をかけてくれる地元のお客さん達にも質問を続けたところ、漁師さんのために朝からやってる『麺鯉』という店がイイらしいという情報を入手。なんと小豆島にも朝ラー文化があるのか!翌日、朝一に車で東京に帰っていく他のメンバーと別れ、早朝の小雨の降る小豆島を馬鹿デカい荷物を持ってひたすら歩く。とりあえず『麺鯉』の前に着いたが、何かどうも直感的にピンと来ない。最後のひとあがきと出て来たオッチャンに声をかけると、近くに『宝来軒』という古い店があって、そっちもウマいよとのこと。よっしゃー!早速iPhoneでチェックすると、食べログには未登録だが検索すると住所は出てくる。便利ねー。昔は電話帳で調べるために電話ボックスを探すとこから始めなきゃいけなかったのに…。
というわけで、辿り着いたのはこちら。

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店構えから確実にオーラ出てます。

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シンプルなメニュー。
朝早いが近所の人たちが続々入ってきて、それぞれ思い思い細かく好みを伝えながら注文。
もしくは入るなりオバちゃんに「○○さん、今日も△を□でええ?」と聞かれている。
この時点で期待は確信に変わった。

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見た目から醤油がバシッと効いてそうな感じだが、小豆島産の醤油だからかキリッとしつつもふくよかな味わい。意外や動物系のスープがワイルドな一杯に、苦労した甲斐もあって大満足。
これを踏まえて『麺鯉』に戻って食べようかと思ったが、お腹一杯で美味しくいただけそうにないのでやめとく。
また来ればいいんだ。

そして翌日の仕事のためにフェリーで高松に向かったのだが、港までが思いのほか遠く、おまけに持って生まれた方向音痴が炸裂、Google Maps見ながらも道を間違え、結構強めになった雨の中を一時間近く歩き続けることに。

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おかげで高松に着いた頃にはオナペコになっておりまして、車を借りて一人フラフラと西讃のラーメン店を食べ歩いたのでありました。これまたウマい店がいくつかあったので、それはまたの機会に。

そんな旅を続けているワタクシですが、このたび玉門占いズというバンドを結成いたしまして、11月14日にベッド・インさんのバックでベースを弾かせていただくことになりました。パンチあるお二人に、錚々たるメンバー。まさか!というようなカバー曲も演奏いたします。ただ、衣装とメイクはどうすればいいかと考えると夜も眠れません。

2014年11月14日 
『NISHIURA NIGHT vol.0』(supported by BonBon NIGHT)
下北沢Club Que
23:30 open/start
ADV.¥2,000/DOOR.¥2,500 [1D別]
http://www.ukproject.com/que/ticket/

【LIVE】
ベッド・イン with 玉門占いズ
Gt.高野京介(うみのて、大森靖子&THEピンクトカレフ、ゲスバンド、SuiseiNoboAz)
Ba.田中貴(サニーデイ・サービス)
Key.鈴木秋則(ex.センチメンタルバス、SKAFUNK)
Dr.西浦謙助(ex.相対性理論、進行方向別通行区分、誰でもエスパー、SKAFUNK)


ベッド・イン/ワケありDANCE たてついて

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田中貴さんINFORMATION

サニーデイ・サービスのベーシスト。 国内外多くのアーティストのライブサポート、レコーディング、プロデュース、作詞等を手がける。最新情報はFacebook、Twitterで。
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サニーデイ・サービス NEWアルバム『Sunny』

CD ROSE176(初回限定 スリーヴケース仕様) ¥2,500+税
LP ROSE176X アナログ盤+CD(数量限定) ¥3,000+税

ROSE ONLINE SHOPで発売中です。
ROSE限定特典は、サニーデイ・サービス『サニーデイ、海へ行く。』LIVEミニアルバムCDです。
数に限りがございますのでお早めにご利用ください。

<トラックリスト>
1. おせんべい
2. 星のレストラン
3. 愛し合い 感じ合い 眠り合う
4. アビーロードごっこ
5. 少年の日の夏
6. エアバルーン
7. One Day
8. 夏は行ってしまった
9. 夏のような人
10. 晴れた日のメロディ
11. きみが呼んだから