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#165

名古屋

2021-02-21 12:45:00

　梅の花が咲き始め、春ももうすぐ。みなさんいかがお過ごしですか？私は、すこぶる元気です。なぜなら２月はとても良い一ヵ月だったからです。まずは157回『シャネルvsおかめちゃん』で熱い想いを語ったおかめちゃんエコバッグが見事当選しました！あまりの嬉しさに届けてくれた佐川急便のおじさんに「これ！すごく欲しかったおかめちゃんエコバッグです！」と喜びを伝えてしまったほど。おじさんもにこにこしながら「あらま、良かったねー」と言ってくれました。巾着部分に様々なおかめちゃんの顔がプリントされた赤いエコバッグは容量も大きく、とても機能的。早くこれを持って愛するスーパー、オオゼキに行きたいのですが、おかめちゃん狩りに遭うのではないかと不安でいまだにデビューできません。だって日本中のみんなが欲しがっていたおかめちゃんエコバッグだもの。どんな手を使ってでもと思う悪い人がきっといるはず。ここは少し慎重に行かねばなりません。そしてそして、２月が充実していた一番の理由は、ドラマの仕事で名古屋に行けたことにあります。すでに情報が解禁になっているので宣伝しておきますとNHKドラマ10『ドリームチーム』に出演いたします。この撮影で２月は東京と名古屋を行ったり来たりしていました。コロナ禍が続くなかで、東京を離れたのは約１年ぶり。新幹線に乗ったのも随分と久しぶりのことで、仕事とはいえ良い気分転換になりました。これまでの名古屋は日帰りのことが多く、街を楽しむ時間はありませんでした。しかし今回は少し余裕のあるスケジュール。ということで、撮影の合間には嬉々として名古屋観光に出かけて行ったのであります。まずは熱田神宮。三種の神器の一つである草薙剣を祀る神社として知られています。三種の神器、冷蔵庫、洗濯機、テレビではありません。橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦でもありません。宿泊している栄から地下鉄名城線に乗って神宮西へと向かいます。私はスピリチュアルにまったく興味はないのですが、良い「気」を感じることはあります。熱田神宮の広大な敷地には、大きくて良い「気」が縷々と流れていました。大楠を見上げてから長い砂利道を本宮へと歩いて行きます。樹々の隙間から差し込む冬の光が、心をさらに清らかにしてくれます。そんな清らかな心で本宮への参拝を済ませた私が次に向かったのは「こころの小径」。本宮の裏を通る神聖で美しい細道です。この小径の途中には清水社なるものがありまして、ここの湧き水で肌を洗えば綺麗になるとの言い伝えがあるそうです。本音をいえば全裸で飛び込みたいところでありますが、逮捕される以前にバチが当たってとんでもないことになるので、柄杓ですくった水を手のひらにとって頬にひたひた、ぱしゃぱしゃ。綺麗になーれと願いながらひたひた、ぱしゃぱしゃ。石原さとみになーれとひたひた、ぱしゃぱしゃ。今鏡を見ても、残念ながらそこにいるのは西山繭子でありますが、お肌の調子は絶好調。清水社の効果か、はたまた昨夜10時間ぶっ続けで寝たからか。きっと両方でありましょう。境内でひいた今年３本目のおみくじは小吉。縁談に関しては「無理をするな」「急ぐな」に続いて今回は「不調」。次回、４本目に期待です！そして熱田神宮のあとは名古屋城へ。尾張名古屋は城でもつ、と歌われたほどに豪奢なお城のシンボルといえばもちろん、かの有名な金のシャチホコであります。その輝きにあやかろうと胸を躍らせながら大きな城を見上げたのですが、不運にも二匹のシャチは足場に囲まれてまったく見えない状態でした。何でも来月に地上で展示するための取り外し作業が行われているとのこと。贅から遠のく一方の人生にしょぼん。それでも復元された本丸御殿は本当に素晴らしくて、溜息が出るほどの美しさでした。これ以外にも愛知県立美術館でクリムトの作品を見たり、広い地下街を散歩したりと大満喫の名古屋滞在。そして今回、何よりも私が楽しんだのは、この土地ならではのスイーツたち。梅花堂の鬼まんじゅう、ツバメヤのわらび餅、ミシェル・ブランのチョコレート、カフェ・タナカのクッキー、青柳のういろう、プラス・ド・ソレイユの焼菓子、弁才天の大福、吉芋の芋けんぴ。よくもまあこんなに食べられたな、私。名古屋メシは太りそうだから今回は我慢、と食事には出なかったけれど、これだけ甘いものを食べていたらそりゃ太りますよね。でもね、しっかり仕事もしたから良いということにしましょう。写真は名古屋の新名物ぴよりんです。無事に持ち帰る『ぴよりんチャレンジ』に挑戦することなく、新幹線の中で美味しくいただきました。

2021.2.22 配信

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