はじめまして
2014-08-01 14:43:00
田中です。
春から続いてるノーザンブライト新井仁センパイとのアコースティック編成の超ロングツアーも今週末の下北沢で一段落。先日の東北〜北海道18泊19日でライブ15本という過酷なスケジュールも、ラーメン41杯を食べ何とか乗り切りました。
僕もデビューして二十年ほど、年中演奏旅行の日々。仕事で旅を続けておりますと、何かと現実的効率的に物事を考え始めるものです。
例えばホテル。ライブからの打ち上げを終えて、ホテルにチェキンするのは明け方。そして次の街へと向かうべくチェカッするのは朝10時。そんな滞在時間の短い僕らにとっての〈いいホテル〉とは、広さ、清潔さ、アメニティグッズの豊富さ等は一切関係なく、重要なのはシャワーの水圧問題。どんなに高級なホテルであっても、シャワーの水圧がチョロチョロと弱く、シャンプーやボディーソープの泡切れが悪いのは許せないのであります。
朝のロビー集合時間にメンバーが揃うと、挨拶よりも先に「今日はイイ圧きたね」だとか「圧はあるけどヘッドが良くないよ。拡散しちゃってお湯が痛いくらいにきてくれない。」などとシャワーの話ばかり。更に細かく言うと水圧問題だけでなく、温度調節の困難さも問題視されている。ぬるいと思って赤い蛇口を少し回しただけで熱湯に豹変する危険なシャワーのホテルもあり、朝からミリ単位の蛇口調節スキルが要求される。これはかなりの高等技術で、旅慣れた僕らの間でもその技術を完璧に習得した者はいないと言われている。朝の同じ時間に皆が各部屋で「アチッ!」「ツメタッ!」と全裸で格闘してると思うと何だか可笑しい。
あと、僕的にはそんなに拘りはないのだが、ドライヤーの風圧についても朝から討論が繰り広げられる。単に型が古くて風圧が弱過ぎる物、型は新しいのだが、電圧の問題なのかホテルが独自にリミッターを仕掛けてるらしいものなど、こちらも様々なスタイルが見られる。ドラムのゲンちゃんは特に気にするようで、マイドライヤーを持ち歩いているほど。ちなみに僕らの間で最弱なドライヤーは「カヒミ・カリィ並の声量だった」と表現される。
そんなこんなで色々な問題を抱えながらツアーしている訳ですが、最後にとある日のホテルレポートをこちらに。
七月七日、根室、晴れ。高水圧。
水圧は素晴らしいのだが、いかんせん圧が高すぎてヘッドが上向きになり水が頭を越えて行く。ポテンシャルが高いだけに非常に惜しい。
七月八日、釧路、快晴。水圧、風圧ともに弱め。
ツアーファイナルの東京は今週末。
全国各地で、日々長くなる僕のラーメントークが聞きたくて来るお客さんもチラホラ。
もちろんトークだけじゃなく、あんな曲やこんな曲も沢山やりたいと思っております。
前日の下北沢Queでのサニーデイのチケットが取れなかった方も是非。
ツアー詳細はこちら↓
サニーデイ・サービスのベーシスト。 国内外多くのアーティストのライブサポート、レコーディング、プロデュース、作詞等を手がける。現在は、ノーザン・ブライト新井仁とのバンド”( AG&Vo 新井仁/ Bass 田中貴/ Per. 原"GEN"秀樹 )で全国29ヶ所を回る超ロングツアー中。最新情報はFacebook、Twitterで。
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