スタッフ紹介 その3│DIRECTOR'S VOICE

全く新しい大人のwebマガジン

DIRECTOR'S VOICE

#012

スタッフ紹介 その3

2015-04-26 12:42:00

シコウヒンTVは長い歴史の中で、ムービーカメラマンも何度か入れ替わっております。
現在担当している千田さん。

image2

彼はシコウヒンTV史上もっとも長くカメラマンを担当しており、
温厚な人柄とサラサラヘアーとおかげで、撮影現場は現場はいつもリラックスムードに溢れています。

シコウヒンTVを裏で支えるカメラマン、通称【北海の寡黙なサラサラヘアー】こと千田さんのシコウヒンとは一体なんなのでしょうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

シコウヒンTVでカメラを担当しております千田と申します。
本職はディレクターなのですが、あれやこれやと色々ご縁ありまして
もうかれこれ4〜5年、ムービーカメラマンとしてこの番組に関わらせていただいております。

これまでたくさんの各界著名人の方のシコウヒンにまつわるお話を聞いてきました。
本来『嗜好品/シコウヒン』とは番組冒頭にもありますように
「風味や味、摂取時の心身の高揚感など味覚や臭覚を楽しむために飲食される食品・飲料や喫煙物のこと…」という意味の言葉ではありますが、番組に出演されるゲストの皆様がシコウヒンとして紹介していただいたものの中には『部屋』という空間を挙げられた方、また『友人』と人物を挙げられた方もいらっしゃって
シコウヒンという言葉に対する解釈は実に幅広く、収録現場では時に撮影を忘れてしまうほど興味深く話を聞いていたりする次第であります。

そんなわけで私もシコウヒンを一つ紹介させていただけるということで何にしようかと悩んだのですが、ここはひとつ私も幅の広い解釈をさせていただこうと思いましてシコウヒン、『雪景色』というものを挙げさせていただきます。

image3

私、生まれが北海道の旭川という所になります。
旭川と言えば、冬は北海道の中でも屈指の寒い場所として知られており、古くは明治35年に日本の気象官署での観測史上最低気温となる-41.0度を記録した都市であります。
そんな街で生まれ育ったので、当然寒さというものには耐性があって強いと思われがちなのですが、実はそんなことはなく、冬はその寒さに耐えうるだけの暖かい家の中でぬくぬく過ごしていたためむしろ寒さにはめっぽう弱く、なので昔から冬は嫌いです。

image4

ですが一つだけ、冬にしか見れない、冬ならではのもの、そう『雪』。

寒いのは苦手ですが、この雪だけは見るとやはり嬉しくなってしまいます。
特に旭川は雪の多い場所だったりもするので(近年は温暖化のせいか、昔に比べ随分と雪の量は減りましたが…)降り積もった雪に、それまで見てきた街の景色は一変し、まるで別の世界が出来上がったかのようなあの雪景色というものに昔も今も変わらず見ると心が躍ってしまいます。

今は私は上京し、すっかり故郷の旭川で過ごしていた年月よりも長い時間をこの東京で過ごしています。
唯一帰省できるのは年末年始くらいなのですが、その時期の旭川は当然深い雪の中にあるわけで記憶の中にあった景色は一面真っ白な雪景色となっており、懐かしい場所なのになんだか別世界に迷い込んでしまったようなあの感覚に、嫌いな寒さもしばし忘れて見入ってしまうのです。

image5

心身の高揚感を得る…という意味ではシコウヒンと呼ぶに相応しいかなと思い私のシコウヒン『雪景色』を挙げさせていただきました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

千田さん、ありがとうございました!
幻想的な雪景色が美しいですね。
そしてその文章から、千田君の真面目で温厚な人柄もにじみ出ておりますな。
これからもサラサラヘアーでよろしくお願いしますねー!!

最近のコラム

シコウヒンディレクター UMUさんのINFORMATION

Writer

シコウヒンディレクター UMU

UMU
シコウヒンTV ディレクター

シコウヒンTVを影で支える名(迷?)ディレクター。
砂肝アンディ一郎(a.k.aミドリムシ)と同一人部の説もあるが、真相は定かではない。

tvandsmile on Twitter