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今年の約束
2026-01-12 15:33:00
2026年が始まって半月ほど経ちましたが、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。私は例年通り、ひたすら何もしない年末年始を過ごしました。よく正月太りなどと言いますが、私の場合はその逆でありまして、本当に何もしないので正月痩せをしました。元旦こそ母の家で美味しいものをたらふく食べて、煮しめなどをタッパーに入れてもらい帰宅したのですが、翌日にそれを食べ尽くしたあとは、気が向いたら食べるという生活。それも家にあるもので済ませたいので、ゆで卵とかアーモンドとかソーメンとか。そして気づけばヒョロヒョロです。休み明けに会った友人にも「大丈夫?」と心配されてしまいました。この歳になると、痩せることが必ずしも良きことではないので気をつけなくてはと思います。
今年は十二年に一度の年女ですから、ぜひとも良き一年にしたい。そのためには何をすべきか?と考えて、年始にいくつか自分との約束ごとを書きだしました。まず1つめは『スクリーンタイムを1日2時間以内にする』。要は脱スマホということですね。2時間と聞くと、容易いと思われるかもしれませんが、今のご時世、仕事でのやりとりや支払い等で必然的にスマホを使わなくてはいけないことが多いので、例え娯楽に使わなくても使用時間はみるみる蓄積していきます。昨今、スクリーンタイムの平均時間は6時間40分、Z世代においては7時間22分だそうです。人生の大半がスマホで終わってしまいそう。しかし、このスマホ依存を「若いから」という雑な理由で片づけてはいけません。年末にあったフラームの忘年会でのことです。宴の最中、私は若い子たちが誰もスマホを手にしていないことに気づいたのです。彼女たちは、きちんと今そこにしかない時間を楽しんでいました。やはり選ばれし者たちには、それなりの理由があるのですな。テーブルの上にスマホを置いていたのなんて、最古参の西山繭子しかいませんでしたよ。その反省の意もあって、今年の約束の1つに掲げました。ちなみに昨日のスクリーンタイムは18分。順調です。続いて2つめは『二日酔いになるほど飲まない』です。私はこれまで幾度となくお酒での失敗を経験しており、それでも飲むというのはやはり心に問題があるのであろうと、一度カウンセリングにも行ったことがあるのですが、医師からは「月に2,3回の飲酒ですと、依存症とは言わないので何ともね。まあ節度を持って」という、AI以下のアドバイスをもらうにとどまりました。確かにアルコール依存症というとお酒がないと手が震えてしまうといったイメージがあり、私のように「そういえば今月は1度も飲まなかったなあ」という人は該当しないのかもしれません。それでも私の問題は、飲み始めたらとことん飲んでしまうという時があることなのです。昨年も4回ありました。1シーズンに1回。歯医者のクリーニングと同じ頻度です。翌日はひたすら頭痛と吐き気に襲われながらごろごろするのみ。さすがにそこまで飲むのは休日の前なので仕事に支障をきたすことはありませんが、休日を台無しにしたことに、自己嫌悪でいっぱいになります。ただ、そうかといってお酒を辞める気はないんですよね。だってシャンパンとワイン、美味しいんだもの。となると、AI以下のアドバイス「節度をもって」が何よりも重要ということですね。こちらに関しても、今年になってからすでに2度ほどお酒を飲む機会がありましたが、順調に守れております。そして3つめは『気楽に小説を書く』です。私のパソコンには考えあぐねてあぐねてあぐねた結果、書き終えることができなかった作品がいくつもあります。「こんなの誰が読むんだ」「こんなの評価されない」「こんなの本にならない」といった調子で書くことを辞めてしまう。まあ別に誰かに頼まれているわけでもないので、書かなくても良いんですけどね。それでもこれまで4冊の小説を出させてもらった者としては、その喜びを知った者としては、やはり心のどこかでもう一度挑戦したいなという思いがあるのです。そのためには、まずは作品を完成させなくてはいけません。ただ、どこどこの賞に応募して、などと考えるとまたうまくいかなくなってしまいそうなので、ひたすら気楽に。完成させて自分で印刷して本にして、そして燃やして暖をとる、ぐらいの気楽さで。そんなマインドで書き始めたので、こちらも今のところ楽しく順調に書き進めております。
2026年も皆様に楽しんでいただけるよう、日々のあれやこれやに目を向けて言葉を綴っていきたいと思います。写真は今年初のイベントとなった『読売ジャイアンツ・新春トークショー』です。私にとっては「知り合いでもないガタイの良い青年たちの話を聞く」時間でしかありませんでしたが、甥っ子が喜んでいたので良しとします。
2026.1.12 配信
日本の女優、作家。東京都出身。
大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。
テレビドラマを始め、女優として活動。
最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。
著書に『色鉛筆専門店』『しょーとほーぷ』『ワクちん』『バンクーバーの朝日』などがある。
オフィシャルサイト→FLaMme official website