資産運用│西山繭子の「女子力って何ですか?」

西山繭子の「女子力って何ですか?」

Writer

西山繭子

#235

資産運用

2024-01-21 22:16:00

 ブルーノ・マーズ、ビリー・ジョエル、エド・シーランのコンサート、そして志の輔らくご。今月は楽しいイベントが盛りだくさんであります。いえい。20年近く前、福岡のホテルのロビーでビリー・ジョエルを見かけて「ビリー・ジョエル?」と尋ねたら「そうだ」と頷いたビリー・ジョエル。コンサートに行くのは今回が初めてなのですが、今から『ピアノ・マン』に号泣の予感。ああ、楽しみで仕方ありません。しかし、それだけ楽しい時間を手に入れるわけですから、出ていくお金もそれなりに。ここ最近の外国人アーティストのチケット代の高さたるや!2万円、3万円が当たり前になっています。そんななか昨年10月にクアトロで観たキティ・デイジー&ルイスは6千円。何て良心的なバンドなのでしょう。ライブも素晴らしかったのですが、会場で久しぶりに青野賢一さんに会えたことが嬉しかったという青野さんファンの私です。(第34回『青野サンバ』参照)それにしても来月はクイーンだし、再来月はジャネット&TLCだし。せっせと働いているとはいえ、湯水のごとくお金を使えるわけではありませんからね、しばらくは財布の紐をキュキュッ!と締めて過ごさねばいけません。何しろ私の場合、持ち家なしの独り身でございますから、老後資金をしっかりと貯めなくてはいけないのです。
 今年から新NISAが始まり、政府が「貯蓄から投資へ」と国民をせっせとあおっています。昨年の時点でNISA口座を開設していたのが日本の総人口15%ほどということですが、それが新NISAに変わったからといって爆発的に増えるかは、甚だ疑問であります。というのも、日本人の多くは投資に対してネガティブなイメージを持っているからです。バブル崩壊、山一證券の破綻、兜町の風雲児。どことなく穏やかではありません。私も以前はそうでした。しかし今から5年前、友人が「銀行に預けても金利なんてつかないから、それだったら株主優待をもらっている方が良い」と話しており、では私もちょっくら買ってみようかとNISA口座を開設しました。そして購入したのがオリックスとKDDIです。両方とも株主優待はカタログギフトなので、だいたい食品を頼みます。米か肉か魚。金額が見合っているかどうかはさておき、カタログギフトから選ぶのって楽しいんですよね。それだけでも株を始めて良かったと思います。オリックスに関しては今年の3月をもって株主優待が廃止になりますが、配当金があるのでまだしばらくは保有しておこうと思います。というか、そもそもこれまでにまだ株を売ったことがありません。『安い時に買って高い時に売る』この株の基本は理解していますが、正直に申しますとわからないことだらけです。信用取引とか立会外分売とかETFとか。きちんと勉強せねばと何冊も本も読んだのですが、初心者向けの本でも専門用語が多くちんぷんかんぷん。こんな私が株に手を出しているってある意味危険ではありますが、常にチャートとにらめっこというわけでもないので、のんびり構えながら続けようかなといったところです。もちろん大暴落の可能性があることも重々承知の上。すべては自己責任ですからね。保有している株のなかに「ネットでたくさんの人がおすすめしているから」という理由で買ったものがあるのですが、その株は現在大きなマイナスになっています。人の言葉に踊らされるべからず。やはり何事も自分の考えが大切なのですよね。その一件があってからは、儲けよりも応援したいなと思える会社の株を買うようになりました。先日は初めて米国株を買ってみたのですが、アップル、アマゾン、テスラとイケイケな会社がたくさんある中で、私が選んだのは大好きなクリスピークリームドーナツ。しかも購入したのはたったの1株という儲ける気ゼロな投資家です。それでも株主であることには変わりないですからね、店に行くたびに「あたし、株主です」と大きな顔をしてアプリの50円引きクーポンを見せています。そして写真は1月21日の誕生日に買ったもの。私が勤めている会社は、有休申請を2カ月前にするルールなのですが、ちょうどその頃は父のことでバタバタしており完全に失念しておりました。せっかくの誕生日だというのに朝から仕事でむかついたので、いつも一緒に働いている仲間に「みんな、私におめでとうって言ってから食べてね」とジャイアン的な言葉を添えて差し入れ。私のそんな横暴ぶりにはみんなも慣れっこですから「おめでとうございまーす」と笑顔でドーナツを食べていました。みんなの笑顔、そして売上にも貢献。株主としては満足であります。

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2024.1.22 配信

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西山繭子さんINFORMATION

日本の女優、作家。東京都出身。
大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。
テレビドラマを始め、女優として活動。
最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。
著書に『色鉛筆専門店』『しょーとほーぷ』『ワクちん』『バンクーバーの朝日』などがある。

オフィシャルサイト→FLaMme official website